ECサイト構築後にやるべきSEO対策10選

はじめに
ECサイトを公開した後、「なかなか検索からアクセスが来ない」と悩む方は少なくありません。実は、サイトを作っただけでは検索エンジンに評価されず、集客にはつながらないのです。
この記事では、構築直後から実施すべき基本的なSEO対策を10個厳選して紹介します。自社で対応できるものも多いため、ぜひチェックリストとしてご活用ください。
SEO対策1:タイトルタグ・ディスクリプションを最適化
すべてのページにユニークなtitleタグとmeta descriptionを設定しましょう。
- 商品名、カテゴリ名、ブランド名を含める
- 検索されるキーワードを自然に組み込む
- 文字数の目安:titleは30文字前後、descriptionは80〜120文字
SEO対策2:URL設計をわかりやすく
検索エンジンはURL構造も評価対象としています。
/product/123
より/product/red-sneakers
のように意味のある文字列にする- 日本語URLは避ける(文字化け・SNSでの共有に弱い)
- カテゴリ・タグなどもパスに含めて構造化する
SEO対策3:H1・H2など見出しタグを正しく使う
コンテンツごとに 論理的な見出し構造(h1〜h3) を設定しましょう。
- 1ページにh1は1つだけ(商品名やページタイトル)
- h2以下で説明や特徴、使い方などを整理
- 適切にキーワードを含める
SEO対策4:画像にalt属性を設定
画像には代替テキスト(alt属性)をつけることで、視覚障害者の支援だけでなくSEOにも有効です。
- 商品画像には商品名や型番を記載
- 装飾画像には空白のaltでOK(alt="")
SEO対策5:スマホ対応(モバイルフレンドリー)
Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、スマホで見やすく操作しやすい設計が必須です。
- レスポンシブデザインを採用
- 小さすぎるボタン・リンクの修正
- モバイル用のフォントサイズを最適化
SEO対策6:ページ表示速度の改善
表示速度が遅いと検索順位も下がり、離脱率が上がります。
- 画像はWebP形式や圧縮ツールで軽量化
- キャッシュ設定やCDN(Cloudflareなど)の活用
- 不要なスクリプトやCSSを削減
SEO対策7:構造化データ(リッチリザルト)を設定
検索結果で「レビュー」「価格」「在庫状況」などを表示するためには、**構造化データ(JSON-LDなど)**の設定が必要です。
- 商品ページに「Product」構造化データを追加
- レビューがある場合は「Review」も設定
SEO対策8:サーチコンソールの登録とサイトマップ送信
Google Search Consoleを活用して、クロール・インデックス状況を可視化しましょう。
- サイトマップ(XML)を作成して送信
- エラー・重複ページの確認と対応
- 検索クエリやクリック数の分析
SEO対策9:内部リンクの最適化
関連商品やカテゴリを相互にリンクさせ、クローラーがサイト内を巡回しやすくする構造を作ります。
- 関連商品ブロックの設置
- パンくずリストの導入
- サイト内検索の強化
SEO対策10:定期的なブログ・コラムの投稿
ECサイトにコンテンツを増やすことで、検索対象となるキーワードが増え、自然流入を獲得できます。
- 商品の選び方、使い方、比較記事などをテーマにする
- 定期的に更新する(週1〜月1でもOK)
- 商品ページへの導線を盛り込む
まとめ
ECサイトのSEOは、構築後すぐに始めることが重要です。商品ページやカテゴリだけでなく、サイト全体の構造や更新頻度も検索順位に影響します。
まずは今回紹介した10項目をチェックし、自社サイトに取り入れてみましょう。
「何から手をつければよいかわからない」「SEOの内部施策を任せたい」といったご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。
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IT業界歴27年、デザイナーとしてキャリアを始め、デザイン・プログラミング・コンサルを統合したアプローチを提供。幼少期からのプログラミング経験で複数言語・独自フレームワークに精通。年商億超えECサイト運営会社2社の経営を通じ、戦略立案や運営ノウハウを培いました。EC-CUBE公式インテグレートパートナーとして、EC構築・カスタマイズ・運営を一貫サポートし、ビジネス成長に貢献します。