ECサイト構築の流れと必要な準備をわかりやすく解説

はじめに
ECサイトを立ち上げたいと思ったとき、最初にぶつかる壁は「何から始めればいいのかわからない」ということではないでしょうか。
この記事では、初めての方でもわかるように、ECサイト構築の流れと事前に準備しておくべきことを順を追って解説します。
ECサイト構築の基本的な流れ
以下のステップで進めることで、スムーズに構築と公開を行うことができます。
1. 目的とターゲットを明確にする
まずは、ECサイトを作る目的を明確にしましょう。
- 何を売るのか(商品・サービス)
- 誰に売るのか(ターゲット層)
- どのように届けたいのか(ブランド戦略)
このフェーズでの整理が、今後の構築方針や設計に大きな影響を与えます。
2. 構築方法・ツールの選定
自社に最適な構築方法を選びます。
構築方法 | 特徴 |
---|---|
モール出店型 | Amazon、楽天など、集客力が高い |
ASP型 | Shopify、BASE、STORESなど、導入が簡単 |
オープンソース型 | EC-CUBE、Magentoなど、自由度が高い |
スクラッチ開発 | 独自システム開発、機能要件に合わせやすい |
3. サイト設計と仕様決め
次に、サイトの構成や機能を設計します。
- 商品カテゴリーや一覧ページの構成
- カート・決済・会員登録などの機能
- スマホ対応(レスポンシブ対応)
- 管理画面の使いやすさ
ワイヤーフレームを作成して、構造を可視化するのもおすすめです。
4. コンテンツ準備
実際に掲載するためのデータを揃えます。
- 商品写真(複数枚がおすすめ)
- 商品説明文(SEOを意識したテキスト)
- 会社概要、特商法表記、プライバシーポリシー
- バナー、ロゴ、ブランド紹介文など
この段階で十分なコンテンツを準備しておくと、構築後の運用がスムーズになります。
5. サイト構築・設定
選定したツールに合わせてサイトを構築します。開発会社に依頼する場合は、要件定義を明確に伝えることが重要です。
- ドメイン・サーバー設定
- 決済・配送設定
- 商品登録
- 各種ページ作成(TOP、商品一覧、詳細、カート、マイページなど)
6. テストと公開準備
本番公開前に必ずテストを行います。
- 商品購入の動作確認
- メール送信内容の確認
- スマホ・PCでの見え方チェック
- セキュリティやSSLの設定確認
このフェーズで問題がないことを確認したうえで公開します。
7. 公開・運用開始
公開後は以下の運用業務が発生します。
- 商品の追加・更新
- 注文対応・発送管理
- 問い合わせ対応
- 広告・SEOによる集客
- アクセス解析と改善
ECサイト構築に必要な準備リスト
事前に準備しておくとスムーズなものをまとめておきます。
- 商品画像・説明文
- サイトロゴ、ブランドカラー
- 利用する決済サービス(PayPal、Stripeなど)
- 送料や配送業者の選定
- 特定商取引法に基づく表記
- プライバシーポリシー
- 会社情報・お問い合わせ窓口
- ドメイン・サーバーの契約情報
まとめ
ECサイト構築は、事前準備と流れをしっかり理解しておくことで、スムーズに進行できます。ツール選定や構成の決定はもちろん、運用を見越した準備も重要です。
構築方法に悩んだり、サイト設計で迷ったりすることがあれば、ぜひ専門の制作会社に相談してみるのも一つの手です。
「構築から運用までをトータルでサポートしてほしい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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IT業界歴27年、デザイナーとしてキャリアを始め、デザイン・プログラミング・コンサルを統合したアプローチを提供。幼少期からのプログラミング経験で複数言語・独自フレームワークに精通。年商億超えECサイト運営会社2社の経営を通じ、戦略立案や運営ノウハウを培いました。EC-CUBE公式インテグレートパートナーとして、EC構築・カスタマイズ・運営を一貫サポートし、ビジネス成長に貢献します。